本記事は、ミャンマー校の校長先生より届いた現地レポートです。
2026年1月30日。金曜日。
この日は、世界中で日本語を学ぶ人たちにとって、落ち着かない一日です。
日本語能力試験(JLPT)の合格発表の日だからです。
2025年12月7日に行われた試験には、世界で1,049,597人が受験しました。
ミャンマーでは、中国、韓国に続き世界で3番目となる 85,188人 が受験しています。
雇用の機会が限られているミャンマーでは、日本語を身につけ、日本で働き、家族を支えたいと考える若者が少なくありません。
そのためJLPTの受験枠はすぐに埋まり、受けたくても受けられない人が出るほどです。
ミャンマー校では、日々の日本語学習に加え、JLPTに向けた対策指導も行っています。
文字・語彙・文法、読解、聴解――それぞれのレベルに合わせ、丁寧に指導を重ねてきました。
発表前日には
「先生、ドキドキして眠れませんでした」
と話す生徒もいました。
それほど、この試験は彼らにとって人生をかけた挑戦です。
N4に合格すれば、技能実習だけでなく特定技能で日本を目指す道が開けます。
N2に合格すれば、技術・人文知識・国際業務ビザで働くチャンスも広がります。
合格発表当日の朝8時。
いつものように校舎の入り口で挨拶をしていると、軽やかな足音とともに
「先生!合格しました!」
と飛び込んでくる生徒たち。
喜びのあまり踊り出す生徒もいて、周囲から拍手が起こりました。
一方で、
「先生…3点足りませんでした」
と悔しそうに報告する生徒もいます。
そんな時、私は必ずこう伝えます。
「受けなければ、合格も不合格もありません。
まずは、ここまで頑張った自分を褒めてあげましょう。
そして、次の7月に向けて、また一緒に頑張ろうね。」
この日、生徒たちだけでなく、教師・スタッフからも嬉しい報告がありました。
2名がN2に合格です。
2026年1月30日は、結果を受け止め、
次のJLPTに向けて新たにスタートを切る日でもありました。


