本記事は、ミャンマー校の校長先生より届いた現地レポートです。
2026年もあっという間に3月を迎えました。
今年のミャンマーは、例年にも増して大型連休が多い年になっています。
2月は6連休、3月にも三連休が2回。
さらに4月には、ミャンマーの新年にあたる水祭り(ティンジャン)で9連休が待っています。
この時期、ミャンマーでは旅行に出かける人も多いのですが、もう一つ増えるのが結婚式です。
ミャンマーは敬虔な上座部仏教の国。
2026年は7月29日〜10月25日までの約3か月間、「雨安居(うあんご)」という僧侶が修行に入る期間があり、この間は結婚式を挙げない習慣があります。
そのため、その前の時期は結婚ラッシュになります。
今年は2月14日、ミャンマー校のスタッフであるイーさんが結婚式を挙げました。
今回は、その結婚式を通して日本と少し違うミャンマーの結婚式をご紹介します。
まず結婚式の2週間ほど前、新郎新婦は友人2名と一緒に裁判所へ行き、結婚証明書に署名をします。
その数日後、新婦の自宅に僧侶を招き、ご近所の方々に結婚を報告しながら食事をふるまいます。
ミャンマーの僧侶は正午までしか食事ができないため、この行事は早朝から行われます。
また、ミャンマーは「施しの文化」が強い国。
食事は誰が食べに来ても構わないそうで、約100人分の料理を準備することも珍しくありません。
そしていよいよ結婚式当日。
会場はホテルやイベントホールなど様々ですが、今回の式はホテルで行われました。
新郎新婦と両家の両親は、同じ色の民族衣装を身にまといます。
子どもたちが花を撒きながら先導し、その後ろを新郎新婦が歩いて入場します。
メインテーブルに到着すると、新郎側の代表夫婦が花輪を首にかけ、
続いて新婦側の代表夫婦が新郎新婦の指に指輪をはめます。
それが終わると食事が配られます。
席は特に決まっておらず、招待客は好きな席に座ります。
料理はダンバウ(ミャンマーのワンプレート料理)とアイスクリーム。
そして食事が終わると、式はそのまま終了。
全体で約1時間ほどの結婚式です。
日本との違いで驚いたのは、式が10時開始の予定でも、席が埋まるのは10時半頃だったこと。
またケーキ入刀の際も、日本のようにゲストがカメラを持って集まることはありません。
理由を聞くと
「プロのカメラマンが撮影しているから大丈夫」
とのことでした。
さらに驚いたのは、プロポーズの話。
「プロポーズはいつしたの?」と聞くと、
ミャンマーの教師たちから返ってきた答えは
「そういうものはありません」
というもの。
結婚は
「そろそろ親に挨拶に行く日を決めよう」
という話から進み、結婚式の日程が決まることが多いそうです。
最近では、招待状にQRコードがついていて
出席できない人はそこからご祝儀を送れるという合理的な仕組みも登場しているそうです。
伝統を大切にしながらも、新しい文化も取り入れていくミャンマーの若者たち。
スタイルは違っても、二人の幸せを願う気持ちは日本もミャンマーも同じですね。
イーさん、ご結婚おめでとうございます。


