本記事は、校長先生より届いた現地レポートです。

3月10日よりネパールに滞在しています。

ミャンマー校とネパール校、国は違ってもAsian Unityの教育方針は同じです。
しかし、お国柄や生活環境の違いもあり、すべてが同じというわけではありません。
それぞれの良い点を取り入れながら、守るべきところはしっかり守るという考えで運営しています。

私は数カ月に一度ネパールに長期滞在し、実際に教室で授業を行いながら生徒と接し、日々教師陣とのミーティングも行っています。

そんな中、3月14日(土)に開催された「ネパール全国日本語弁論大会」に、教え子が出場するということで応援に行ってまいりました。

今年は日本とネパールの外交関係樹立70周年という節目の年でもあり、この大会は第45回を迎えます。
長年にわたり日本語教育が大切にされてきたことを強く感じました。

大会は、日本語学習時間に応じて

  • ジュニア部門20名(500時間未満)
  • シニア部門8名(1500時間以上・日本渡航歴3か月未満)
    に分かれ、それぞれが4分間のスピーチを行います。

着物や民族衣装を身にまとい、自分の想いを表現する姿も印象的でした。
優勝者本人だけでなく出身学校にもトロフィーが贈られるため、各校の応援にも熱が入り、会場は大いに盛り上がっていました。

スピーチの内容にも特徴があり、男性はゲームや将来の夢について語る一方で、女性からはネパール社会における現実についての発表が多く見られました。

例えば、

  • 結婚時の持参金による立場の問題
  • 生理期間中の生活制限
  • 家事・育児・教育すべてを担う女性の負担

など、厳しい現状を訴える声もありました。

そのような環境の中で出会った日本語は、
彼女たちにとって「未来を変えるための言葉」です。

「自分の力で人生を変えたい」
その強い決意が、どのスピーチからも伝わってきました。

今回の大会を通して、彼らがなぜ日本語を学び、なぜ日本で働きたいのか——
その心の声を直接聞くことができた、非常に貴重な一日となりました。

同時に、一人でも多くの若者の夢を実現できるよう、改めて努力していきたいと強く感じています。