本記事は、ネパール校から届いた現地レポートです。
採用面接の直前。
あなたなら、どんなふうに緊張と向き合いますか?
深呼吸をする人、
頭の中で面接練習を思い出す人。
中には、考えすぎて余計に緊張してしまう人もいるかもしれません。
実は今日、日本人である私は、
ネパール校での面接前の光景に思わず驚かされました。
ネパールでも、採用面接前は当然緊張します。
人生の大きな分岐点。
ここで合格すれば、夢に見た日本への一歩が始まる。
不合格なら、――。
緊張しない方がおかしいくらいです。
面接にたどり着くまでの道のりも、決して簡単ではありません。
「あいうえお」から始まり、N5・N4の日本語試験、
さらに職種ごとの評価試験をクリアするまで、
早い人でも約1年、多くの生徒は1年半から2年をかけて準備します。
毎日、日本語と向き合い、
ようやくつかんだこのチャンス。
「絶対に無駄にしたくない」
そんな思いで、自己紹介を何度も何度も練習してきました。
それでも、面接当日。
緊張のあまり、頭が真っ白になってしまう生徒もいます。
面接練習の中で、私は生徒たちにこう伝えました。
「質問に正しく答えるだけでは、合格はできない。
この人と一緒に働いたら楽しそうだな、
そう思ってもらえることが大切だよ」
つまり、リラックスすること。
面接官との“会話”を楽しむことです。
そして迎えた本番直前。
待合室の方から、楽しそうな声が聞こえてきました。
――歌っています。
――踊っています。
「これが、ネパールの面接か!」
人生を賭けた大切な瞬間でも、
楽しむことを忘れない。
どんな時でも前向きに、
今この瞬間を楽しもうとする国民性。
思わず「さすがネパール」と感じた、
忘れられないワンシーンでした。


