本記事は、ネパール校から届いた現地レポートです。
私たちのネパール校には、心強い日本語教師がいます。
ネパールの日本語教育業界では知らない人はいない存在、みどり先生です。
みどり先生は、カトマンズで日本語を教えて約30年。
まだ日本人向けの観光業が盛んだった頃、多くの若者が日本語ガイドを目指して日本語を学んでいました。
その黎明期から、日本語教育の現場を支え続けてきた先生です。
今では、かつての教え子たちがネパール国内のさまざまな分野で活躍し、
モンゴル、チベット、ブータンなど、国を越えて羽ばたいていった生徒も少なくありません。
まさに、ネパールの日本語教育を通して、多くの人の人生を切り拓いてきた存在です。
――とはいえ、実際にお会いすると、そんな「すごい先生」には見えません。(失礼ですが・笑)
やさしい笑顔で生徒に語りかける姿は、まるでお母さんのよう。
時には厳しい言葉もありますが、それはすべて生徒の将来を思ってのことです。
文法や語彙を教えるだけでなく、
人と人が関わるうえで大切なこと、日本人と働くうえで必要な心構えまで、
会話の中で自然に伝えてくれます。
授業はいつしか「日本語の時間」から、「日本を知る時間」へと変わっていきます。
もちろん、基礎指導も徹底。
そのため生徒たちは着実に力を伸ばし、
「みどり先生に教わって本当によかった」と話す声も多く聞かれます。
卒業後も関係は続き、
今でも多くの人が先生のことを「お母さん」「日本のママ」と呼びます。
今日もネパール校では、
笑顔と学びにあふれた、温かい授業が行われていました。


